COLUMN & REPORT コラム・レポート

  • コラム・レポート
  • 2014.02.22

新しく教育研修担当者になられた方へ(2)

新しく教育研修担当者になられた方へ(2)~人材開発部門の主な業務を理解する~

 

前回は、人材開発部門の役割と現在置かれている環境についてお伝えしました。今回からは人材開発部門における教育研修担当者としての具体的な業務についてお伝えします。

 

教育研修担当者としての主な業務は下記の通りです。

1.自社の教育研修(人材育成)方針の立案、教育研修体系の構築

2.各教育研修の企画立案及び決定

3.各教育研修の実施運営

4.各教育研修の評価

5.インストラクター

 

これまで新しく教育研修を担当された方々が、人材開発の業務を習得していくプロセスを顧みると、1~4の業務を実際にまわしながら覚えていくことが多いように思います。経験を通じて学ぶというものです。これまで、初めて教育研修を担当するという何人もの方にお会いしましたが、早い方で半年、通常でも1年で人材開発業務がなんとなく掴めるようになっているように思います。

 

実際に1~4の業務を経験しながら勘所を掴んでいかれますが、多くの方が、すでに構築されている「自社の教育(人材育成)方針の立案、教育体系」に基づき、前任者が企画したもしくは前回同様の企画で研修を実施運営し、その後研修の評価を行うといった流れを経験されているように思います。茶道、武道などで「守破離」という言葉がありますが、人材開発の業務においても同様です。

まずは、前任者の引き継ぎをしっかり行い、周囲の仲間から教えてもらうといいでしょう。また、付き合いのある教育研修会社などがあれば、その担当者から教えてもらうといいと思います。

tantousya

top