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  • 2020.05.26

女性管理職の育成・登用に関する調査(三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング)

女性管理職の育成・登用に関する調査

◼ 調査結果の概要
・ 女性非管理職で管理職(課長相当以上)を目指したいと回答した割合は 15.1%にとどまり、男性非管理職(31.1%)と比べて、大きな差がある。最初の就業時点での昇進意向によって、現在の昇進意向にも大きな違いがみられる。
・ 管理職になりたくない、なれない主な理由は、「ストレスが増えるため」「責任が増えるため」。また、女性は男性と比べて、「家庭(プライベート)との両立が難しいため」を理由にあげる割合が高い。本調査では、子どもがいる既婚者の家庭における家事・育児・介護時間が女性に偏っていることや、女性非管理職では配偶者の家事・育児・介護時間が長いほど昇進意向が高い傾向があること、女性非管理職は管理職に必要と考える資質の水準が高い一方で自己評価が低いこと等が明らかになった。女性が管理職になりたくない、なれないと考える背景として、ストレス・責
任の増加に加え、家庭における家事・育児の分担や、自身の能力についての自信の低さが影響していることが考えられる。
・ 女性管理職が管理職になろうと思った主な理由は、「より高い収入が得られるため」「管理職の仕事内容に興味ややりがいを感じるため」。女性は、上司からの評価・働きかけを理由としてあげる割合が男性よりも高い。また、男女ともに、評価の納得感や仕事のやりがい、自身の仕事経験に対する評価・自信が高いほど、管理職への昇進意向も高い傾向もみられる。上司からの評価・働きかけや、様々な仕事の経験を通じた自信の蓄積が女性の昇進意向を維持・向上していくうえで重要になると考えられる。
・ 勤務先における女性活躍推進の取組については、3割弱~4割が、「女性の活躍推進の取組をしているが、効果は出ていないと感じる」と回答している。性別に関係なく配属・業務付与を行うことや、経営層のリーダーシップ、成果での評価等は、必要だと思うものの取組が進んでいないと感じている女性が多い。

(以上原文引用※詳細はタイトルをクリックしてください)

2020.5.25 三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング

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