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  • 2021.06.09

はたらく人の幸せに関する調査結果(パーソル総合研究所)

はたらく人の幸せに関する調査結果

◼ 調査結果概要
① 幸せ・不幸せ実感の変化
初回調査(2020 年 2 月)と、今回の 2 回目の調査(2021 年 2 月)を比較すると、はたらく幸せの実感はほぼ変わらないが、不幸せは減少していた。在宅勤務などのテレワークの実施をはじめ、コロナ禍における働き方の変化によって、従来受けていた不快なストレスが低減していることが推察される。

② テレワーカーと出社者のはたらく幸せ・不幸せ
はたらく幸せについて、テレワーカーと出社者を比較すると、はたらく幸せの実感や、はたらく幸せの要因となる因子のすべてにおいて、テレワーカーの方が良好な状態にあった。テレワーカーは幸福度の高い状態で勤務している傾向にあることが示唆される結果となった。

③ テレワークが与えるはたらく幸せへの影響
偏回帰係数でテレワークが与えるはたらく幸せへの影響をみると、在宅勤務やモバイルワークなどのテレワークははたらく幸せの実感を上昇させ、不幸せの実感を減少させる傾向にあった。

④ 20 代のはたらく幸せ・不幸せの実感
20 代のはたらく幸せ・不幸せの実感について、テレワーカーと出社者を比較すると、テレワーカーの方がはたらく幸せの実感は低く、不幸せの実感は高いことが確認された。20 代のテレワーカーの心理的な状態には注意が必要である。

⑤ テレワーカーにおける不幸せの二極化
はたらく不幸せの要因となる因子について、テレワーカーと出社者を比較すると、「自己抑圧因子」「オーバーワーク因子」「協働不全因子」「疎外感因子」については、テレワーカーの方が不幸せ度合いが高い層と低い層に二極化する傾向がみられた。年代別にみると、20 代は二極化の傾向が特に強い。全体的な傾向としてテレワーカーは幸福度が高く、不幸度が低い傾向にある
が、年代や仕事の習熟状態によっては不幸せを高めてしまうリスクがあり、注意が必要。

(以上原文引用※詳細はタイトルをクリックしてください)

2021.6.8 パーソル総合研究所

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