- 人材開発情報
- 2022.11.09
グローバル就業実態・成長意識調査(2022年)(パーソル総合研究所)
□働く環境と働く意識
「組織文化」の特徴(10分類)を用いて、類似度により18カ国・地域をマッピングしたところ、「日本」と「韓国」は、「上層部の決定にとりあえず従う」、「社内では波風を立てないことが重要」、「オープンな議論でなく事前の根回し」など「権威主義・責任回避」に近いのが特徴的であった。
「オーストラリア」、「アメリカ」、「イギリス」、「ドイツ」、「スウェーデン」は個人を尊重した柔軟なマネジメント、「インドネシア」、「フィリピン」、「マレーシア」、「ベトナム」は組織の調和を重視した自由闊達な風土に特徴づけられる傾向があった。
□Well-being
「はたらくことを通じて、幸せを感じている」就業者の割合は、「インド」(92.6%)が最も高く、次いで「インドネシア」、「フィリピン」、「中国」、「ベトナム」で9割前後と高い。一方、「日本」、「韓国」、「台湾」、「香港」では低い傾向で、「日本」(49.1%)は最も低い。
□自己成長と自己研鑽
勤務先以外で自分の成長を目的に行っている学習・自己啓発の全体平均トップ5は、「読書」(34.5%)、「研修・セミナー、勉強会へ参加」(30.4%)、「資格取得のための学習」(22.0%)、「通信教育・eラーニング」(21.8%)、「語学学習」(20.9%)。
「フィリピン」、「インドネシア」、「マレーシア」、「ベトナム」、「インド」は、ほぼ全ての項目で全体平均を大きく上回り、勤務先以外での自己研鑽に意欲的。一方、「とくに何も行っていない」割合の全体平均は18.0%。最も高いのは「日本」(52.6%)。次いで「オーストラリア」(28.6%)、「スウェーデン」(28.1%)、「イギリス」(24.1%)、「フランス」(22.6%)と続く。
「日本」は「何も行っていない」割合が突出して高く、全ての項目で全体平均を下回り、1割未満も多いなど自己研鑽意欲の低さが際立つ。
(以上原文引用※詳細はタイトルをクリックしてください)
2022.11.8 パーソル総合研究所