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  • 2021.12.01

人材育成と能力開発の現状と課題に関する調査(企業調査)(労働政策研究・研修機構)

人材育成と能力開発の現状と課題に関する調査

<能力開発はどういうことに効果があると考えているか>

  • 職場の生産性の向上については、「ある程度効果がある」とする割合が最も高く 51.6%で、「効果がある」が 26.5%、「あまり効果はない」が 10.1%、「効果はない」が 2.2%となって
    いる。8 割近く(78.1%)の企業が能力開発を生産性の向上に効果があると捉えている
  • 定着率の向上については、「ある程度効果がある」とする割合が最も高く 52.9%で、次いで、「あまり効果はない」が 18.0%、「効果がある」が 16.1%、「効果はない」が 3.3%とな
    っている。7 割近く(69.0%)がの企業が能力開発を定着率の向上に効果があると捉えている
  • 従業員のモチベーション向上についての効果では、「ある程度効果がある」とする割合が最も高く 58.1%で、次いで「効果がある」が 22.2%、「あまり効果はない」が 10.6%、「効
    果はない」が 1.4%となっている。約 8 割(80.3%)の企業が能力開発をモチベーションの向上に効果があると捉えている
  • 職場の人間関係についての効果は、「ある程度効果がある」が最も高く 51.9%で、次いで「あまり効果はない」が 20.8%、「効果がある」が 15.7%、「効果はない」が 2.9%となって
    いる。6 割超(67.6%)が能力開発を職場の人間関係の円満に効果があると捉えている
  • 顧客満足度への効果については、「ある程度効果がある」とする割合が最も高く 53.2%で、次いで「効果がある」が 27.2%、「あまり効果はない」が 9.1%、「効果はない」が 1.7%とな
    っている。約 8 割(80.4%)の企業が能力開発を顧客満足度の向上に効果があると捉えている

<OFF-JT を実施する理由 >

「仕事をする上で必要な能力を従業員に意識させることができるから」を挙げる割合が特に高く 81.8%となっている。以下、「同じ職種の人と接することで、従業員のモチベーション
が上がるから」が 34.0%、「従業員が自分の職業能力のレベルを知ることができるから」が30.3%、「資格取得のために効果的だから」が 27.9%などの順で高くなっている

<OFF-JT に対する評価>

  • 約 2 割(22.3%)の企業が「効果があった」と回答し、「ある程度効果があった」(65.6%)とあわせると、効果があったとする認識する企業は約 9 割(87.9%)に上る。「あまり効果
    がなかった」は 8.1%、「効果がなかった」は 0.4%となっている。
  • 人材育成・能力開発の方針が従業員にどのくらい浸透しているかの結果別にみると、方針が浸透しているとする企業ほど、OFF-JT の効果があったと回答しており、方針が「浸透し
    ている」とする企業の約半数(47.6%)が「効果があった」と回答した。「ある程度効果があった」を含めると、方針が浸透していると認識する企業の 9 割以上(95.9%)が効果があっ
    たと回答している。方針を明確に従業員に示して、理解させたうえで OFF-JT を受講させた方が、受講の効果が上がる傾向が見て取れる。一方、方針が「浸透していない」「あまり浸透していない」とする企業では、「効果があった」と回答する企業は約 14%に留まっている

<今後力を入れていきたい OFF-JT>

「仕事をする上で
の基本的な心構えやビジネスの基礎知識を習得する研修」(27.9%)が最も高い回答割合となっており、以下「仕事に関連した資格の取得をめざすための研修」(25.8%)、「管理・監督能
力を高める研修」(23.2%)、「新規採用者、主任、課長、部長など階層ごとに求められる知識・技能を習得させる研修」(20.4%)などと続く。

(以上原文引用※詳細はタイトルをクリックしてください)

2021.11.30 労働政策研究・研修機構

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