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  • 2020.06.01

人生100 年時代のキャリア形成と雇用管理の課題に関する調査(労働政策研究・研修機構)

人生100 年時代のキャリア形成と雇用管理の課題に関する調査

<調査結果のポイント>

1. 企業が予測する「人生 100 年時代」のイメージ
企業が雇用管理を定める場合にイメージする「人生 100 年時代」としては、従業員の勤続がより長期化するとともに、従業員の介護負担の増加などから働き方への配慮がより求められるといった内容であった(図 1)。また、人生 100 年時代は同時に AI(人工知能)などの導入が進む技術革新の
時代であり、これまでの経験をもとに地道に働く姿勢から、自ら考え行動することのできる能力、柔軟な発想で新しい考えを生み出すことができる能力など、新たな能力を獲得する努力が求められるだろうとの予測が示されている(図 3)。

2. 日本企業の雇用管理と長期勤続化の課題
日本企業の雇用管理とその前提にある雇用慣行に関する考え方をみると、大企業中心に、引き続き長期雇用を前提として従業員のキャリア形成に取り組んでいく傾向がみられる(図 4)。また、その際、働きやすい職場の実現に対する配慮や労働組合とのコミュニケーションなどが重視され
ている(図 5)。ただし、長期雇用のもとで、誰もが昇進できるわけではないという現実もあり、企業としても、特に男性正社員の 40 歳層以降で、仕事に対する意欲が急速に低下するとともに、キャリア形成に向けた主体的な取り組みが停滞しがちなことを意識している(図 6)。

(以上原文引用※詳細はタイトルをクリックしてください)

2020.5.29 労働政策研究・研修機構

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