人的資本経営の実践において求められる「はたらく幸せ実感」の向上

ポイント
 「人材版伊藤レポート 2.0」（2022 年５月）では、社員エンゲージメントを高めるための取組み
の一つとして、「健康経営への投資と Well-being の視点の取り込み」が挙げられ、健康経営への
投資に戦略的かつ計画的に取り組む際に社員のウェルビーイングを高めるという視点を取り込
んでいくことが明記されている。
 （株）パーソル総合研究所が 2023 年４月 12 日に公表した「グローバル就業実態・成長意識調査
－はたらく Well-being の国際比較」では、日本の就業者について、特に若手社員の「はたらく
幸せ実感」の低さ、寛容性（異質な他者への非排他性）の低さ、学習意欲の低さが主に指摘され
ている。
 企業経営上、多様性の確保やリスキル・学び直しの実践に向けた課題がみられる中で、人的資本
に関する情報開示の義務化が、人的資本経営の実践に向けたアクセルの役割を果たすことを期
待したい。

(以上原文引用※詳細はタイトルをクリックしてください)

2023.5.27　地域・中小企業研究所