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  • 2015.11.24

女性の活躍推進に関する男性管理職の意識調査結果(日本総合研究所)

女性の活躍推進に関する男性管理職の意識調査結果

○約9 割の男性管理職は、女性役員および女性管理職の積極的な登用の拡大(以下、女性の登用)に賛成しており(図 表1)、女性の登用に対する男性管理職の理解は十分得られていると考えられる。

○ 女性部下を持った男性管理職のなかで、女性部下との仕事をやりづらいと感じたことのある男性管理職は約6 割に 上り、その理由として最も多く挙げられているのは、セクハラやパワハラへの配慮である(図表5,6)。セクハラや パワハラへの配慮をはじめ、女性部下と仕事をしていく上で男性管理職側が抱えている課題を、担当部署等でフォ ローし解決していくことが必要だと考えられる。

○ 約6 割の男性管理職は、子どもが3 歳くらいまでは、母親は仕事を持たずに育児に専念すべきと考えており、女性 の登用に賛成している男性管理職においてもその傾向は変わらない(図表7,8)。仕事と育児を両立させながら女性 が就業継続していくことに対して、男性管理職の理解は十分得られていない可能性があり、男性管理職の意識変革 に向けた取り組みが求められる。

○ 約6 割の男性管理職は、昇進のためには定時以降に働くことを仕方がないと感じており、女性の登用に賛成してい る男性管理職においてもその傾向は変わらない(図表15,16)。定時以降に働くことが必要とされる企業風土の変革 と、男性管理職からの協力を得る形での労働時間削減に向けた働き方改革が求められる。

○ 多様な働き方を望む男性管理職は一定割合存在していることが明らかとなる(図表 17)。男性管理職の多様な働き 方を実現するための制度の提供・拡充も一案だろう。具体的には、「業務量や働く時間を調整できる仕組み」や「副 業・兼業規定の緩和・容認」の導入などが挙げられる。

(以上原文引用※詳細はクリックしてください)

2015.11.18  日本総合研究所

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