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  • 2020.06.18

男女の初期キャリア形成と活躍推進に関する調査(国立女性教育会館)

男女の初期キャリア形成と活躍推進に関する調査

入社5年で何が変わったのか(概要)

〇入社 3 ~ 4 年目にかけて仕事満足度・管理職志向が低下し、転職志向が上昇する傾向(図1)
〇女性の管理職志向と職場環境
男女ともに、「リーダーには男性の方が向いている」を否定する傾向
5 年目には、「リーダーには男性の方が向いている」を否定する女性が 83.4%(図2)
しかし女性の管理職志向は、男性より顕著に低い(図1-3)
●意欲をそぐ職場環境では、女性の管理職志向が低い
管理職志向がない女性は、管理職志向がある女性に比べて「上司の育成熱意」「職場の期待」「仕事の将来性」の評価が低く、「自分からアイデア・企画を提案」している割合も低い(図3)
●女性は、男性ほど今の仕事でリーダーシップを求められていない(図4)
リーダーシップに対する自信も男性より低く、5 年目には男女差が拡大(図5)
●女性が管理職を志向しない第一の理由は、「仕事と家庭の両立困難」(図6)
〇入社 3 年目までは、理系女性の方が、文系女性より「今の仕事や会社に対する満足度」が高い傾向
「別会社への転職志向」は、3 年目までは文系女性の方が高い。しかし 5 年目は、理系女性の方が高い(図7-1)。「今の会社での結婚・出産後の就業継続志向」は、3 年目までは理系女性の方が高い。
しかし 4 年目以降は、「続けたい」割合は文系女性の方が多い(図7-2)。「仕事満足度」は 1 年目で文理差が大きく、理系女性の方が高い(図7-3)
〇女性の「今の仕事や会社に対する満足度」は、理高・文低から理低・文高へ(傾向の示唆)(図8)
1 年目は、理系女性は文系女性より「別会社への転職志向」が低く、「今の会社での結婚・出産後の就業継続志向」と「仕事満足度」が高い。しかし 5 年目には、理系女性の方が「別会社への転職志向」が高く、「今の会社で結婚・出産後も」「続けたい」割合が低い。仕事満足度も低い。
〇5年目には、女性の職場環境も理低・文高(傾向の示唆)(図9)
〇女性の育児期の理想は、「短時間勤務」から「時間の融通がきくフルタイム」に変化(図 10)
〇男女ともに、5 年目には性別役割分業を否定する割合が増加し、男女の意識差も縮小
男女ともに、「3 歳までは母親は育児に専念」「家族扶養は男性の役割」を否定する割合が増加。男性はその傾向がより強く、結果、5年目には男女の意識差が縮小(図 11)

(以上原文引用※詳細はタイトルをクリックしてください)

2020.5.28  国立女性教育会館

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