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  • 2019.08.28

APAC就業実態・成長意識調査(2019年)(パーソル総合研究所)

APAC就業実態・成長意識調査(2019年)

「APACの就業実態・成長意識調査」の要旨

(1)上昇志向に関する日本の特徴

  1. 管理職志向・出世意欲が低い日本

    現在、非管理職である人に聞いたところ、日本は管理職になりたい人の割合が21.4%で、14の国・地域で最も低かった。逆に言えば、日本では積極的な管理職志向がない人は78.6%にものぼる。日本は出世意欲も最も低い。

  2. 自己研鑽しない日本

    勤務先以外での学習や自己啓発について、日本は「特に何も行っていない」が46.3%で、14の国・地域で最も高い。2位のオーストラリアと比べて24.8ポイントも差があり、断トツで自己研鑽していない。

  3. 起業・独立志向が低い日本

    日本の起業・独立志向は15.5%で最も低い。

  4. 職場の人間関係・休みやすさ重視の日本

    仕事選びで重要視する点について、日本は、1位=希望する年収が得られること、2位=職場の人間関係が良いこと、3位=休みやすいこと。「年収」は他国も1位ないし上位だが、「職場の人間関係」や「休みやすさ」は日本のみベスト3に入っており、独自の傾向が見られる。

(2)ダイバーシティに関する日本の特徴

  1. ダイバーシティ受容度が低い日本

    日本は「女性上司のもとで働くことに抵抗はない」で最下位、「外国人と一緒に働くことに抵抗はない」で最下位、「年下上司のもとで働くことに抵抗はない」でワースト2。

  2. 高齢でも働き続けたい日本

    日本は働き続けたい年齢が63.2歳で最も高い。

(3)転職に関する日本の特徴

  1. 勤務先の満足度が低い日本

    日本は勤務先に関する満足度が低い。「会社全体」に満足している人の割合は52.3%、「職場の人間関係」は55.7%、「直属の上司」は50.4%、「仕事内容」は58.2%であり、これらすべて最下位だった。

  2. 勤続意欲は低いが、転職意向も低い日本

    今の勤務先で働き続けたい人の割合について、日本は52.4%で最下位。一方で、日本の転職意向は25.1%でこちらも最下位。勤め続けたいとそれほど思っていないが、積極的な転職も考えていない。

  3. 転職で年収が上がりにくい日本

    日本は転職後に年収が上がった人の割合が43.2%と最も低い。日本以外はいずれも6割以上が上がっている。

(以上原文引用※詳細はタイトルをクリックしてください)

2019.8.27 パーソル総合研究所

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