- 人材開発情報
- 2025.01.15
OJTに関する定量調査(パーソル総合研究所)
調査結果(サマリ)
現在のOJTの課題
- 教える側・新人側双方の課題は「人によって教える内容が異なる」
- かつてよりもハラスメントに気を付けるようになった人が約7割
- 難度が高まるOJTは新人のパフォーマンスに悪影響
OJTにおける教え方
- 《勇気づけ》《位置づけ》《跡づけ》で新人のパフォーマンスへつなげる
- さまざまな人と《出会わせ》、新人のエンゲージメントを高める
OJTにおける教わり方
- 新人のパフォーマンスに影響する新人側の5つの行動
- わからないことがあれば、積極的に質問するなどの「①訊く力」
- 仕事のプロセスを先読みし、次に起こることを予想するなどの「②先を読む力」
- 自分の部署外の人たちと、知り合おうとするなどの「③会う力」
- 先輩や上司の仕事をつぶさに観察するなどの「④真似る力」
- 教わったことをメモや記録に残すなどの「⑤記す力」
- 新人側の5つの主体的行動(プロアクティブ行動)の実践が高い層と低い層を比較したところ、実践度が高い新人のほうが、「仕事に慣れた」と感じる時期が早い。また、個人パフォーマンスや、組織・仕事・文化に馴染むなどの組織社会化(文化的社会化・職業的社会化・役割的社会化)も実践度が高い新人のほうが全体的に高い傾向。
《教えることによる学び》の促進
- 教える側のOJTを通じた学びの実感を見た。「業務を客観的に見ることができた(47.6%)」「業務の改善ポイントに気が付いた(45.5%)」「自分のスキルや知識を棚卸しできた(44.6%)」などが多い。
教える側の3つのマインドセット・タイプ
- 「学び合い」タイプは、教えることによって学ぶことや新人との学び合いを重視するタイプ
- 「馴染ませ」タイプは、自社や自組織へ早く馴染むことを優先する
- 「矯正」タイプは、新人のやり方を自分・自社のものに矯正することを優先するタイプ
- OJTで変化を感じ行動を起こす「学び合い」タイプ
(以上原文引用※詳細はタイトルをクリックしてください)
2025.1.14 パーソル総合研究所