- 人材開発情報
- 2021.04.13
第四回・新型コロナウイルス対策による テレワークへの影響に関する緊急調査(パーソル総合研究所)
第四回・新型コロナウイルス対策による テレワークへの影響に関する緊急調査
調査結果サマリ
1.テレワーク時の生産性
■出社時の生産性を100%としたとき、テレワーク時の生産性は正規雇用就業者全体で平均84.1%。コロナ対策がきっかけで初めてテレワークを行った者は82.2%。以前から行っていた者は89.4%と差がある。
■テレワーク時の生産性を高めるのは、業務プロセスと上司のマインドがともに柔軟で、結果を重視する志向性の組織。逆に生産性を低めていたのは、集団・対面志向が強く、年功的な秩序の組織であった。
2.テレワーク組織におけるマネジメント
■テレワークで働く組織のマネジャーの特徴によって、テレワーク組織のパフォーマンスは左右される。パフォーマンスが高い組織では、部下のテレワーク生産性、自組織の業績も高い。
■パフォーマンスが高い組織のマネジャーの特徴は、新しい状況へ適応しようとすること、遠隔でも会社内調整をスムーズに行える人脈をもっていること、部下の個別のキャリアへの関心をもっていることなど。より具体的なマネジメント行動としては、①組織のビジョンや方向性を部下と共有していること、②適切なジョブアサインと業務支援を実施すること、③オンライン会議のファシリテーションなどがパフォーマンスに影響していた。
■メンバーの職種によって影響するマネジメント行動は大きく異なり、組織ごとにきめ細やかなマネジメントの調整が必要であることがうかがえる。
(以上原文引用※詳細はタイトルをクリックしてください)
2021.1 パーソル総合研究所